インセンティブ設計のコツとは?成功する制度構築のための6つのステップ

従業員のモチベーション向上と組織の成長にインセンティブ制度は不可欠ですが、単に報酬を与えるだけでは限られた効果しか得られないでしょう。成功するインセンティブ設計には、明確な目的設定、公平性の確保、個々の従業員のニーズへの配慮が大切です。

本記事では、インセンティブの基本概念と、具体的な設計方法や成功事例、効果的な制度構築の6つのステップを解説します。

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インセンティブの基本的な考え方

インセンティブの定義や目的、他の報酬制度との違いなど、基本的な概念を解説します。

インセンティブとは

インセンティブとは、組織が望む行動や成果を促すために設けた報酬や特典を指します。単なる報酬ではなく、従業員のモチベーション向上と組織目標の達成を促進する戦略的な仕組みです。金銭的報酬だけでなく、評価やキャリア開発機会などの非金銭的なものも含まれ、将来の成果を引き出す動機づけとして機能します。

ボーナスや歩合制との違い

ボーナスは過去の業績に対する報酬、歩合制は売上といった成果に比例する報酬であるのに対し、インセンティブはより戦略的です。数値成果だけでなく、新規事業開発や社内コミュニケーション向上など、多様な目標達成を促進できる点が特徴です。業績向上に加え、組織文化の改善や従業員の成長にも焦点を当てられます。

効果的なインセンティブの共通点

効果的なインセンティブには共通点があります。まず公平性と透明性が確保されており、全従業員に公平に評価機会が与えられていることが重要です。また、目標設定が明確で、評価基準や付与条件が具体的に示されています。

さらに、金銭的・非金銭的な報酬をバランスよく組み合わせ、内発的動機づけも促進する設計になっています。

インセンティブの種類

インセンティブは「金銭的」なものから「非金銭的」なものまで幅広く存在します。

金銭的インセンティブ

金銭的インセンティブは、成果に対して現金や物品を付与する最も一般的な形態です。具体的には業績連動型の賞与や目標達成報奨金、特別手当などが挙げられます。また、商品券やギフトカード、自社製品の利用権なども含まれます。従業員にとって分かりやすく即効性があるため、短期的な成果を求める場合に効果的です。

自己実現的インセンティブ

自己実現的インセンティブは、従業員が描くビジョンや成長目標の実現を支援する制度です。年齢や職歴に関わらず成果に応じた昇進機会や、資格取得の金銭的サポート、キャリア支援などが代表例です。

従業員が仕事を通じて成長や達成感を得られる環境を整えることで、次の仕事へのモチベーション向上へとつながる好循環を生み出します。

評価的インセンティブ

評価的インセンティブは、従業員の「評価されたい」という欲求を満たすことでモチベーションを高める方法です。具体的には昇進・昇格の機会、社内表彰制度、上司や同僚からの承認や賞賛などが含まれます。

人事評価や表彰を通じて「自分は評価されている」と実感させることで、自己肯定感を高め、さらなる努力へとつなげる効果があります。

理念的インセンティブ

理念的インセンティブは、企業理念やビジョン、価値観に共感することで従業員のモチベーションを高める方法です。自社の目指す方向性や社会的意義を明確に伝え、従業員が自分の仕事の意味や価値を理解できるようにします。

近年はSDGsや社会貢献活動など、企業の社会的責任を重視する傾向が強まっており、そうした取り組みへの共感が仕事へのやりがいに直結します。

人的インセンティブ

人的インセンティブは、職場の人間関係や環境を通じてモチベーションを向上させる方法です。尊敬できる上司や切磋琢磨できる同僚、居心地の良い職場環境などが該当します。どのような人間関係を求めるかは従業員ごとに異なるため、柔軟に異動や相談ができる環境整備が重要です。良好な人間関係は仕事の満足度を高め、長期的な定着につながります。

インセンティブ設計で得られるメリット

適正に設計されたインセンティブ制度は、企業と従業員の双方に大きな価値をもたらします。

従業員のモチベーションアップ

インセンティブ制度の最大のメリットは従業員のモチベーション向上です。成果に応じて報酬が得られる仕組みは、目標達成への意欲を高めます。明確な目標と評価基準があれば「何をすれば評価されるのか」が分かりやすく、業務への集中力も増加します。

その結果、職場全体が活性化し、同僚の頑張りに刺激されて良い競争が生まれる好循環が期待できるでしょう。

生産性の向上

インセンティブ制度により従業員が意欲的に業務に取り組むことで、生産性の向上が期待できます。具体的な目標設定によって「やるべきこと」が明確になり、無駄な作業が減少します。また適度な競争意識が芽生えることで、チーム全体のパフォーマンスも向上するでしょう。

目標達成のためのプロセスも明確化され、迷いなく業務に取り組める環境が整います。

優秀な人材の定着率アップ

魅力的なインセンティブ制度は優秀な人材を引き寄せ、定着させる効果があります。

成果に応じた公平な評価と報酬を得られる環境は、意欲の高い人材にとって大きな魅力となります。自身の貢献が正当に評価されることで仕事への満足度が高まり、離職率の低下につながるでしょう。

特に、キャリア開発機会をはじめとする非金銭的インセンティブは、成長意欲の高い人材の定着に効果的です。

組織の結束力の強化

適正に設計されたインセンティブは組織の一体感を高め、結束力を強化します。チーム単位での報酬設計により、メンバー間の協力や連携が促進されるでしょう。企業理念と連動した制度は、会社の目指す方向性への理解と共感を深めます。

共通の目標に向かって努力する文化が形成されることで、部署間の壁が低くなり、組織全体としての一体感が生まれます。

コスト効率のよい業績アップ

インセンティブ制度は固定費ではなく変動費として機能するため、経営リスクの軽減につながります。業績に連動する報酬は、会社の財政状況に応じて調整が可能で、固定給よりも柔軟性があるでしょう。短期間で即効性のある業績改善が期待でき、投資効率の良い人事施策となります。

適正に設計されたインセンティブは、支払うコスト以上の成果向上を実現し、高い費用対効果を生み出します。

インセンティブ設計で避けるべき注意点

インセンティブ制度には、いくつかの落とし穴があります。注意点を把握しましょう。

内発的動機づけの低下を防ぐ

報酬に頼ったインセンティブ制度だけでは、仕事そのものの楽しさや創造性を損なう恐れがあります。目先の成果だけでなく、スキルアップや成長といった個人の内面的な価値も評価する仕組みが重要です。

金銭だけでなく、承認や新たな挑戦機会など多様な報酬をバランスよく取り入れ、仕事本来の喜びを維持しながら成果を高められる制度にしましょう。

社内競争激化と不公平感の解消

インセンティブが一部の従業員や部署に偏ると、不公平感が高まりチームワークの低下を招きます。営業のように数値評価が容易な部署と、総務や経理のように数値化が難しい部署では、異なる評価基準が必要です。

多様な評価指標を設けることで公平性を確保し、すべての従業員が平等にインセンティブを得るチャンスを持てる制度設計を心がけましょう。

インセンティブ効果の減少を防ぐ

同じ制度を長期間にわたって続けると、次第に「あたり前」と感じられるようになり、モチベーション維持の効果が薄れていきます。この効果減少を防ぐには、定期的な制度の見直しと改善が不可欠です。従業員からのフィードバックを取り入れ、効果測定を行いながら柔軟に調整しましょう。

また、短期成果だけでなく長期目標とのバランスを考慮した設計も、効果の持続に役立ちます。

インセンティブ設計の6つのステップ

効果的なインセンティブ制度を構築するための、段階的な6つのステップを解説します。

1:明確な目標を設定する

インセンティブ制度を導入する目的を明確にしましょう。「業績向上」「従業員のモチベーションアップ」「優秀な人材の獲得・定着」など、具体的な目標設定が大切です。あいまいな理由での導入は効果が得られず、判断基準にブレが生じます。目的が明確であれば、施策選択の基準になります。

2:対象者と適用範囲を決める

インセンティブの対象を部署単位にするか個人単位にするか、役職も支給対象に含めるかを決定します。その際には、優秀な一部の従業員だけが報酬を得る制度にしないよう注意が必要です。

「2:6:2の法則」といわれるように、組織内の上位2割はインセンティブがなくても成果を出します。残り8割の従業員が意欲を高められる設計を心がけましょう。

3:従業員ニーズを調査し条件を設定する

従業員ヒアリングや満足度調査を通じて、どのようなインセンティブに魅力を感じるか把握します。目標達成、契約獲得、ビジョンに合った行動など、条件設定は会社の課題解決に合致するものを選びましょう。

また、不公平感を生まない条件の設定を心がけることも重要です。すべての従業員が努力して達成できる条件設定が理想的です。

4:報酬内容と付与方法を決定する

インセンティブとして何をどの程度与えるかを決めます。金銭報酬のほか、ストックオプション、旅行や特別休暇、社内表彰など多様な選択肢があります。付与方法も「ボーナスと合わせて支給」「成果に応じて即時支払い」「ポイント制で貯めて交換」など、会社の状況と従業員の希望に合わせて最も効果的な方法を選びましょう。

5:制度を周知し運用ルールを確立する

制度の目的や主旨を従業員に正しく伝えましょう。インセンティブ制度の内容が理解されなければ、期待する効果は得られません。社内掲示板やイントラネットシステムなど、確実に全従業員の目に留まる方法で丁寧に説明します。また、運用ルールも明確にして、評価プロセスの透明性を確保します。

6:数値での効果測定と改善サイクルを回す

導入したインセンティブ制度の効果を定期的に測定・分析します。設計段階で効果測定の方法や指標を決めておくことが大切です。数値データだけでなく、従業員から生の声も集めましょう。効果が低下している場合は見直しを行い、常に改善サイクルを回すことで持続的な効果を生み出します。

インセンティブ設計で成功した事例

効果的なインセンティブ制度の実例から学ぶことで、自社に適した設計のヒントが得られるでしょう。

株式会社メルカリ

メルカリでは「mertip(メルチップ)」という独自のピアボーナス制度を2017年に導入しました。従業員同士が感謝の気持ちとともにポイントを贈り合うシステムで、毎週400ポイント(1ポイント=1円)が全従業員に配布されます。

チャットツールSlackと連携し、リアルタイムで感謝を伝えられる仕組みにより、導入後のアンケートでは約87%の高い満足度を記録し、拠点を越えたコミュニケーション活性化に貢献しています。

サントリーホールディングス株式会社

サントリーは企業理念実現のため、ボランティア活動促進のインセンティブ制度を導入しました。活動1回につき500ポイントを付与し、従業員は獲得したポイントをさまざまな商品やサービスと交換できる仕組みです。この制度導入により参加者数は約4倍に増加しました。

その後、従業員からのリクエストを受け交換メニューを追加し、従業員の自主性を尊重した効果的な仕組みへと進化させています。

まとめ

インセンティブ設計は企業の成長と従業員の満足度向上に不可欠でしょう。効果的な制度構築には、明確な目的設定から始まり、対象者の選定、ニーズ調査、報酬内容の決定、周知徹底、そして効果測定し改善サイクルを回す6つのステップが重要になります。

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